ガスコンロのガス料金を計算する方法!実際のガス料金を使って解説します

こんにちは!カマダキです!
家庭でおいしい料理をつくるのに必要なガスコンロですが、どのくらいのガス料金がかかっているのか気になることはありませんか?
ガス料金は契約しているガス会社や料金プランによって大きき違いが出ます。
今回は、実際のガス会社の料金プランを元にガスコンロの光熱費を計算してみましょう。

ガスコンロの光熱費計算方法

ガスコンロの光熱費計算は以下の2ステップとなります。
①消費カロリーを調べる
②ガス料金に換算する
今回はリンナイのビルトインコンロ(リッセ)を例にとり、左右2つのバーナーを最大火力で1時間点火した場合の光熱費を計算します。

消費カロリーを調べる

まずはガスコンロの消費カロリーを調べます。
①カタログなどでコンロの型式を調べたらリンナイ商品情報サイトに入り、サイト右上の「ビジネス向け」をクリック。
   
②製品データダウンロードサービスの「取扱説明書・設置工事説明書・外観図(PDF 形式)・CADデータ」をクリック。
③型式検索画面が出るので、調べた型式を入力して検索します。
④検索して商品が出てきたら、品名コード欄の数字の部分をクリック。
⑤ダウンロードファイルが表示され、その中の「外観図」をダウンロードします。
⑥PDFファイルが開かれて本体の寸法図が出てきます。その中に仕様表があり、ガスの消費量が記載されています。
左右のバーナーのガス消費量はそれぞれ4.20kWで、合計すると8.40kW(7,220kcal/h)です。
これが、ガスコンロの左右バーナーを最大火力で1時間使用した場合のガス消費量になります。

ガス料金に換算する

次は実際のガス料金単価に当てはめて計算していきます。
都市ガスの場合、1㎥当たりの熱量は11,000kcalのため、7,220kcal÷11,000kcal=0.65㎥のガス消費になります。
東京ガスエリアでガスコンロとガス給湯を使用している家庭の標準的な料金プランである一般契約料金B表を参照すると、ガス1㎥当たり130.46円です。
130.46円×0.65㎥=84.79円 になりました。
大阪ガスエリアで同じくガスコンロとガス給湯を使用した場合の標準的な料金プランでは、ガス1㎥当たり144.52円です。
144.52円×0.65㎥=93.93円 になりました。
北海道ガスエリアでガス温水暖房を使用している家庭に適用される特約プランでは、ガス1㎥当たり65.8円です。(2021年7月検針分)
65.8円×0.65㎥=42.77円 になりました。
大手都市ガス会社でもそれぞれ若干の料金差があることがわかります。
また、特別な料金プランを利用した場合の光熱費はとてもお得になりますね。
続いてLPガスで計算してみましょう。
LPガスの場合、1㎥当たりの熱量は24,000kcalのため、7,220kcal÷24,000kcal=0.3㎥のガス消費量になります。
LPガスは都市ガスと比較してカロリーが2倍以上高いので、ガスの消費量は半分以下となっています。
こちらも実際のガス料金単価を使って計算してみましょう。
東京・神奈川エリアの戸建住宅で、大手LPガス会社「岩谷産業」のガスを使用する場合の標準的な料金は、ガス1㎥当たり726円です。
726円×0.3㎥=217.8円 になりました。
関東圏でLPガスの供給を行っている「ニチガス」の標準ガス料金は、ガス1㎥当たり440円です。
440円×0.3㎥=132円 になりました。
石川県と富山県にLPガスを供給している日本海ガスで給湯・温水暖房を使用する場合の料金は、ガス1㎥当たり303.85円です。
303.85円×0.3㎥=91.15円 になりました。
今回の例では、計6社の料金プランをピックアップして、左右2つのバーナーを最大火力で1時間使用した場合のガス料金を計算しました。
都市ガスは42.77~93.93円、LPガスは91.15~217.8円となりました。

まとめ

 

都市ガスの料金計算方法は「機器の消費カロリー(kcal/h)  ÷ 11,000kcal × ガス料金単価(㎥)」
LPガスの料金計算方法は「機器の消費カロリー(kcal/h)  ÷ 24,000kcal × ガス料金単価(㎥)」
このように、ガス使用量や料金は簡単に計算することができます。
また、ガス料金は契約のガス会社や料金プランによって大きく差が出ることがわかりましたね。
お住まいの地区で使えるガス会社と料金プランをしっかりと比較することが重要です。