こんにちは!カマダキです!
自宅で使っているガス機器に燃料費を使っているのか気になることはありませんか?
実は、目安の燃料費は自分で計算することができます!
今回はその計算方法を解説していきます。
都市ガスのカロリーを知る
燃料費を計算するためには、都市ガスの熱量(カロリー)を電力単位のkWに変換する必要があります。
都市ガスの単位はm3です。
都市ガス1m3当たりのカロリーは11,000kcalとなります。
続いて、電力の単位であるkWをkcalに変換すると、
1kW = 860kcal となります。
都市ガス1m3のカロリーを電気1kwのカロリーで割ると、
11,000kcal ÷ 860kcal = 12.79kW
つまり、都市ガス1mは12.79kWとなります。
これで計算の下準備が完了です。
機器の情報から使用量を計算する
ここから試しにパーパス製給湯器を例にとって計算してみます。
引用:パーパス㈱
機器本体についている情報を確認します。
例えば写真の赤丸を記した部分ですが、都市ガス(13A)で最大温度で1時間給湯したときの熱量です。
44.2kW をガスの熱量(12.79kW)で割ると、
44.2kW ÷ 12.79Kw = 3.45m3
最大温度で1時間お湯を出し続けると3.45m3のガスを消費する計算になります。
ガスの使用量をもとに料金を計算する
先ほどの計算からガスの使用量を出したので、あとはガス料金の単価を掛けたら金額を導き出せます。
東京ガスの東京地区料金単価(一般契約)を例に計算してみます。
引用:東京ガス㈱
表にある基準単位料金は1m3当たりの金額です。
A表の145.31円/m3をガス使用量に掛けると、
145.31円 × 3.45m3 = 501.31円
今回の例では、1時間お湯を使うと501円の燃料費が発生することがわかります。
ただ、あくまで最大温度(60℃)での計算結果のため、40℃前後で給湯したときの費用はこれより安くなります。
所有していない機器の燃料費を計算したいときは?
これから交換や設置を検討している機械を調べたいときは、メーカーのカタログや公式サイトを調べればカロリーの情報も載っています。
あらかじめ燃料費の計算を行うことで、ランニングコストをイメージすることができるのでお勧めです。
まとめ
・都市ガス1m3は12.79kW。
・ガス機器の使用熱量(kW)を12.79kWで割ると、ガスの使用量(m3)に換算できる。
・使用量(m3)に単価(円)を掛けると金額が出る。
いかがでしょうか?
手順を知れば意外と簡単ですね。
さっそく、自宅のガス機器の燃料費を計算してみましょう!